さくら丸は1962年、日本産業巡航見本市協会の見本市船として建造されました。
見本市船船として使われていない期間は、大阪商船三井の貨客船として使用されていました。
航路は南米東海岸航路と、北米航路で、北米航路は 日本〜香港〜日本〜ハワイ〜ロサンゼルス。 所要日数14日
南米東海岸航路は、移民船として 神戸〜横浜〜ロサンゼルス〜クリストバル〜ラグアイラ〜ベレン〜レシフェ〜リオデジャネイロ〜サントス〜モンテビデオ〜
ブエノスアイレス。 所要日数40日
画像のものは横浜港で、1960年代と思われます。
1972年には移住者の減少や航空機の発達により全ての航路から撤退。
さくら丸は、1971年に大島運輸(現マルエーフェリー)に売却され船名を「さくら」と改名。 東京〜沖縄航路などに就航。
1974年中国の広州公司に売却。 船名も「紫羅蘭」になり、広州〜上海の定期航路に就航
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