SS ニュー・ロッテルダムは、Holland
America Line が建造したライナーです。 航路は、ロッテルダム〜ブーローニュ 〜 サウサンプトン 〜 ニューヨーク です。
船内はアールデコ調を基本とした装飾で作られ、豪華だったそうです。
1939年に第二次世界大戦が始まるとニューヨーク港に係留されましたが、その間バミューダなどへのクルーズを幾つか行いました。
1940年にオランダがナチに占領されるとアメリカはニュー・アムステルダム接収。改装して軍隊輸送船にしました。このときの塗装はグレーとなります。
第二次世界大戦が終結して、ニュー・ロッテルダムはライナーとしての改装を受け、1947年10月29日に再び大西洋航路に復帰しました。
1957年には空調(エアコン)などの設備を含む改装を受けました。
1967年8月に機関故障を起こし、ボイラーを交換。12月に復帰しました。
1970年代になると航空機とのサービス競争が激化。クルーズシップとして運航を行います。
しかし、1974年2月25日台湾の高雄に送られ、解体が始まりました。
*管理者として、このようなスタイルの船にとても惹かれます。現代船にはない優雅さや気品を感じます。
画像は1960年代のニューヨーク港外画像と思われます。
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