クイーン・エリザベス2「Queen Elizabeth2」は日本で最も人気の有った客船だと思います。
横浜港にこの客船が入港するときには平日でも大さん橋が多くの見物人で埋まります。また、退役した現在でもこの船の写真を展示していると多くの方がご覧になり。
また写真が欲しい。と言われます。
クィーン・エリザベス2は処女航海の、1969年5月2日サウサンプトンから出港し、4日と16時間35分でニューヨーク港に到着しました。
1982年5月にフォークランド紛争に兵員輸送船として徴用。サウサンプトンでヘリ用ポートを3基設置、航海中の給油が可能なように燃料パイプの設置などを行いました。
翌1983年に伝統的なクルーズ客船に戻され、再び運航を開始。
1984年10月に電気系統から火災が発生。電源系が完全に消失、船は数日間漂流しました。
1986年から1987年にかけて、エンジンの換装と室内のリニューアルを行いました。
就航時から使われていたギヤードタービンは燃費が悪いのと度々故障を起こしていましたので、MAN B&W製のディーゼルエレクトリック機関に換装されました。
1992年に8月7日米国とカナダ東海岸へ5日間のクルーズの途中、マーサズヴィニヤード島の近くで座礁。船体が大きく損傷しました。
そのため応急修理をボストンで行っています。
1998年にキュナードはカーニバルクルーズの傘下に入りました。
1999年にQE2就航30周年記念をサウサンプトンで祝い。 30年間の間こ4.648.050海里を航海し、2万人以上の乗客を運びました。
2004年2月に北大西洋クルーズ停止、フルタイムのクルーズ船となりました。 定期航路はQM2が引き継いでいます。
2007年にQE2はドバイの投資会社に売却が決定。 2008年10月3日ラストクルーズが行われました。
2008年にアラブ首長国連邦のドバイに回航され、洋上ホテルに。
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