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クィーン・エリザベス RMS QueenElizabeth

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建造

1938年9月27日

就航

1940年3月5日

造船所

John Brown and Company Clydebank

所有

Cunard White Star Linet

船籍

 リバプール

総トン数

83.873トン

全長

314.2m

全幅

36.0m

全高

77m

喫水

11.6m

速力

巡航速力29ノット

機関

パーソンズギャードタービン主機×4  160.000HP

 

 4スクリュー

定員

2.283名

乗組員

1.000名

退役

1968年11月  1973年香港で廃船

 

 

 

 

   クィーン・エリザベス の航跡

 

  クィーン・エリザベス「RMS QueenElizabeth」は、1940年3月に就航しました。

  姉妹船のクィーン・メリーと違う点はファンネル(煙突)を3本から2本に変更。開いたスペースを容積アップにしたところ。船体も少しクィーン・メリーより大きくなっています。

  クィーン・エリザベスは、姉妹船のクィーン・メリーと毎週のリバプール〜ニューヨーク間の定期運行を計画していましたが、第二次世界大戦が勃発していたので、北大西洋定期運航

  はできませんでした。

  処女航海はドイツ諜報員の目を逃れるため、ニューヨークまで秘密に航海をさせました。

  このとき姉妹船のクィーン・メリーとノルマンディの計三隻が兵員輸送船への改装をしましたが、ノルマンディは改装中に火災が発生して改装はクィーン・エリザベスとクィーン・メリー

  の二隻となりました。

 

  クィーン・エリザベスは、1940年11月13日にニューヨーク港を出港。 シンガポールの海軍軍港へ。ここで対空砲などを装備。

  その後、兵員輸送や手術室の整った兵員宿泊施設などとして使用。 

  

  終戦後1年間は帰還兵や帰国者などの輸送に従事、その後客船への復帰のためクライドバンクで改装を受けました。

  その後姉妹船クィーン・メリーと共に北大西洋定期航路に復帰。

 

  1947年4月17日サウサンプトン沖の砂州で座礁。その後離脱。 

  1955年にフィンスタビライザーを装着。荒天時以外は燃料節約のため引き込み出来るようになっていました。

  1959年7月29日ニューヨーク港で濃霧の中アンブローズ水路で貨物船、アメリカン·ハンターと衝突。船体選船首に穴が開き、ニューヨークで修理を行いました。

  

  1968年11月5日に最終クルーズを行い、その後引退。 売却は最初フィラデルフィアに売却。その後1970年に香港のC.Yタングループに売却。

  香港で洋上大学船として改装を受けるため1971年2月10日香港に向け出港。

  香港の九龍で改装を開始、1972年1月には改装もほぼ終了していましたが、1月9日に放火で船内から出火。一週間燃え続け修復不可能になってしまいました。

  1973年12月廃棄が決定、解体されました。

 

 

 

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