レオナルドダビンチ「Leonard Da Vinci」は 1956年に衝突事故で失われた「SS
Andrea Doria」の代船として建造されたオーシャンライナーです。
定期航路は、ジェノバ〜ニューヨーク間でした。
レオナルドダビンチは、安全性と新しい装備が施されました。
機関室を左右に水密隔壁で分離。片方が停止しても電力が供給可能。 25度傾いても救命ボートが下ろせる構造。 格納式のフィンスタビライザー。 空調温水プール。
プライベートバスなど。
また、レオナルドダビンチは荒天時に安定性が悪いことが判明したため、3.000トンの鉄板を船底に沿って装着しました。その結果燃費が悪化しました。
1970年代から、大西洋航路は航空機との競争が激化、採算が悪化しました。
1977年に Italian
Line の子会社 Italia
Crociere に移籍。
バハマ・マイアミへのクルーズをしましたが、その後1978年から2年間は係留されたままでした。
1980年7月4日船内から出火、4日間燃え続け転覆しました。
1982年 La
Spezia に曳航されて解体。
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