エンプレス・スコットランド「RMS Empress of Scotland」は。
Canadian
Pacific Line の船名「RMS Empress of Japan 」として建造されました。
1930年6月に就航し、1942年まで バンクーバー 〜 横浜 〜 神戸 〜 香港・間の定期ルートを航行しました(この時代この航路で最も早い客船でした)。
1941年に日本がハワイ攻撃による太平洋戦争勃発のため、1942年にエンプレス・スコットランド 「RMS Empress of Scotland」と船名が変更されました。
画像のものは、1950年代前後のものと思われます。 画像が傷んでいてこれ以上の修復は無理でした。
1948〜1950年にかけて、寒冷地航行に対応するように船の改装を受けました。
1958〜1966年にかけて、Hamburg
Atlantic Line に売却され 「SS Hanseatic」と船名が変わりました。
船は、大西洋横断の旅客輸送の増大に応えるべく、大幅な改装を受けます。
上部構造の変更と特徴的な三本ファンネル(煙突)が二本のファンネルに変わりました。 総トン数は30.030トンに増加。
航路はハンブルグ〜ニューヨーク間の航路。 乗員1260名が乗船出来ました。
1966年9月8日にニューヨーク港で機関室から出火。 火は消し止められ修復のためハンブルグに曳航されましたが、損傷がひどく船は廃棄されました。
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